シグナ保険とは?海外駐在・海外移住者向けの医療保険

Cigna(シグナ)は、アメリカに本社を置く The Cigna Group が展開する医療保険のブランドです。ヘルスケア分野で230年のルーツを持ち、世界中の国と地域で1億9,000万を超えるユーザーが利用しています。

Cigna保険は、海外で長期間生活する人のために設計された国際医療保険となり、入院・手術はもちろん、外来診療、がん治療、メンタルヘルスケア、緊急移送まで補償の対象となっています。

居住国や赴任先が変わっても同じ補償を継続して受けられ、プランは企業が従業員のために加入する法人向けと、個人向けに分かれています。

Cigna保険とは?海外で暮らす人のための医療保険

シグナ保険は、海外に住んでいる間、現地で医療を受けるための保険です。

海外に住民票を移して国民健康保険の資格を失った方、渡航先の公的医療保険に加入できない方、加入できても補償が足りない方が、現地で日常的な医療を受けるために使います。待機期間があったり、歯科や個室入院が対象外だったりと、現地の制度だけでは不十分なケースは少なくありません。

海外旅行保険とは目的が異なります。海外旅行保険は数日から数か月の旅行中のトラブルに備えるものですが、Cigna保険は年単位で契約し、更新しながら継続して使うものです。持病の管理、定期的な通院、がんなどの長期治療、出産まで対象に含まれるのはこのためです。

Cigna保険のプラン一覧|法人向けと個人向け2種類

Cigna保険には、企業が契約する法人向けプランと、自身で契約する個人向け2種類のプランがあります。

3つを分けているのは、「誰が契約するか」と「どこまで補償するか」の2点です。

まず、契約するのが会社か本人かで分かれます。企業が海外赴任者のために加入する法人向けプランは、会社が契約者となり保険料を負担する団体保険です。

保険に自身で加入される場合は、個人向けの2つのプランから選ぶことになります。

個人向けの2つのプランは、補償エリアの広さで分かれており、世界中どこにいても使えるプランと、住んでいる国と日本の2か国に絞ったプランです。

エリアを絞ったほうが保険料は抑えられますが、そのぶん補償される範囲や内容にも差が出ます。

プランの比較表

プラン名 対象 補償エリア 補償レベル
Cigna Global 法人(従業員の海外赴任) 全世界/全世界(米国除く) 3段階
Cigna Global Health Options 個人 全世界/全世界(米国除く) 3段階
Cigna Close Care 個人 居住国と国籍国のみ 1種類

いずれのプランも、基本となる補償(コア補償)に、必要なオプションを追加して組み立てる仕組みです。

コア補償は入院・手術を中心とした内容で、通院での診察や薬の処方は、外来オプションを追加してはじめて補償されます。

法人向けグローバルプラン(Cigna Inspire など)について

法人向けグローバルプランは、企業が海外に赴任する従業員とそのご家族のために加入する団体保険です。

契約するのは会社であり、保険料も会社が負担します。従業員ご本人が個別に手続きをするものではありません。

イギリス等で働く日本人向けに最適化された「Cigna Inspire Asia Expat」など、企業のニーズに応じたプランが利用できます。

大きな特徴としては、海外赴任者が複数国に散らばっている企業でも、1つの契約で全員を同じ補償内容に統一できることです。

赴任先ごとに現地の保険を手配していると、国によって補償が違う、事務手続きが煩雑になるといった問題が起きますが、それを解消するためのプランです。

駐在員2名規模のコンパクトな企業から、数千名規模のグローバル大企業まで幅広く対応が可能です。

法人プランの補償内容に関して

法人向けプランは、企業のご事情に合わせて保険を組み立てる形をとります。ご契約時に決めていただくのは、主に次の4点です。

  • 補償レベル:3段階(年間給付上限が最大150万米ドル相当〜無制限)
  • 補償エリア:全世界/全世界(米国を除く)
  • 外来の自己負担割合:0%/10%/20%
  • 追加オプション:歯科(3段階)/視力(2段階)/生命・保護ソリューション

補償レベルは、全員一律にする必要はありません。一般の駐在員と主要幹部で異なる補償レベルを設定するといった運用も可能です。

米国への赴任がない企業の場合、補償エリアから米国を除くことで保険料を抑えられます。

補償内容の詳細、保障レベルごとの給付上限、お見積りにつきましては、法人向けプランのページをご覧ください。

Cigna Global Health Options(個人向け・全世界対応)について

個人で契約する、世界中どこにいても使える国際医療保険です。

補償エリアを全世界に設定できるため、住む国が変わる可能性がある方、複数国を行き来する方に向いています。

海外移住者、フリーランスや個人事業主として海外で働く方、駐在期間が終わった後も現地に残る方、リタイア後に海外で暮らす方などが対象です。

Gold以上のプランでは妊娠・出産も補償されるため、海外での出産を予定されている方はこちらを選ぶことになります。

Cigna Global Health Options 補償内容

コア補償となる「International Medical Insurance」が入院・日帰り治療をカバーし、補償レベルは Silver・Gold・Platinum の3段階から選択します。

Silver Gold Platinum
年間給付上限 100万米ドル/80万ユーロ/65万英ポンド 200万米ドル/160万ユーロ/130万英ポンド 全額支給
入院時の部屋 個室 個室 個室
妊娠・出産(通常分娩) 対象外 7,000米ドル/5,500ユーロ/4,500英ポンド 1万4,000米ドル/1万1,000ユーロ/9,000英ポンド
がん治療 全額支給 全額支給 全額支給
エリア外での緊急入院 10万米ドル/7.5万ユーロ/6.5万英ポンド 10万米ドル/7.5万ユーロ/6.5万英ポンド 10万米ドル/7.5万ユーロ/6.5万英ポンド

コア補償に追加できるオプションは4種類です。

  • International Outpatient(外来) … 通院での診察・検査・薬剤など。年間上限は Silver 1万5,000米ドル/Gold 3万5,000米ドル/Platinum 全額支給
  • International Evacuation & Crisis Assistance Plus(緊急移送・危機支援)
  • International Health & Wellbeing(健康支援・ライフマネジメント)
  • International Vision & Dental(視力・歯科)

日常的な通院を保険でまかないたい場合は、外来オプションの追加が実質的に必須となります。

Cigna Close Care(個人向け・エリア限定)について

補償の範囲を「住んでいる国」と「国籍のある国(日本)」の2か国に絞ることで、保険料を抑えたプランです。

住む国が1か国に定まっていて、そこと日本を往復する生活が中心の方に向いています。ヨーロッパの1か国に腰を据えて生活される方、現地企業に就職された方などが該当します。

補償エリアが限られる分、保険料は Cigna Global Health Options より抑えられます。ただし妊娠・出産は補償対象外で、年間の治療費用の総補償上限額が低く設定されているなど、補償内容にも差があります。

Cigna Close Care 補償内容

項目 内容
年間給付上限 50万米ドル/40万ユーロ/32万5,000英ポンド
疾病ごとの上限 25万米ドル/20万ユーロ/16万2,500英ポンド
入院時の部屋 半個室
メンタルヘルスケア 年間3,000米ドル/2,200ユーロ/2,000英ポンド
補償エリア外での緊急入院 4万米ドル/2万9,600ユーロ/2万6,600英ポンド

一時帰国時も補償の対象となりますが、滞在は保険期間中の通算180日までが上限です。また、国籍国が補償エリアに含まれている必要があります。【要確認:180日の根拠条項】

補償エリア外に旅行される場合も、緊急時の医療は補償されます。ただし1回の渡航につき21日まで、保険期間中の通算で45日までという制限があります。旅行が多い方には向かないプランです。【要確認:21日/45日の根拠条項】

オプションは2種類です。

  • Outpatient and Wellness Care(外来・ウェルネス) … 年間上限5,000米ドル/3,700ユーロ/3,325英ポンド
  • Dental Care and Treatment(歯科) … 年間上限750米ドル/550ユーロ/500英ポンド

補償対象外となる主な項目

Cigna Close Care では、以下は補償の対象外となります。

  • 妊娠・出産
  • 先天性疾患
  • 不妊治療、代理出産
  • 臓器移植およびそれに関連する治療
  • 肥満の治療、減量目的の薬剤
  • 睡眠障害
  • 禁煙治療

出産のご予定がある方、先天性疾患の補償が必要な方は、Cigna Global Health Options をご検討ください。

加入前に知っておきたい注意点

自己負担額(Deductible)と自己負担割合(Cost Share)

自己負担額や自己負担割合を設定することで保険料を抑えられます。設定できる範囲はプランによって異なり、個人向けプランでは10%・20%・30%、法人向けプランでは外来0%・10%・20%から選択します。

事前承認(Prior Approval)

入院・日帰り治療は、事前に承認を得る必要があります。事前承認を取得しないまま治療を受けた場合、給付額が減額されます。

  • 米国外での治療:20%減額
  • 米国内での治療:50%減額(Cigna Global Health Options の場合)

なお、個人向けプランでは通常の外来診療に事前承認は不要です。かかりつけ医の受診や理学療法は、連絡なしにそのまま受けられます。【要確認:減額率の根拠条項】

米国での治療

米国内でCignaのネットワーク外の医療機関を利用した場合も、給付額が20%減額されます。米国での外来診療はネットワーク内の医師・医療機関の利用が推奨されています。【要確認:減額率の根拠条項】

待機期間

歯科のオプションには待機期間があります。予防・一般の歯科治療は加入から3か月、大規模な修復治療は12か月が経過するまで請求できません。【要確認:待機期間の根拠条項】

Cigna保険の主な補償内容

プランやオプションの選択によって内容は異なりますが、Cigna保険で補償される主な項目は次のとおりです。

入院・手術(コア補償)

すべてのプランの基本となる補償です。

  • 入院・日帰り治療の病室料、看護費用
  • 手術室の使用料、外科医・麻酔科医の費用
  • 集中治療室(ICU)
  • 入院中の処方薬
  • 病理・放射線検査
  • 緊急時の入院歯科治療

入院時の病室は、Cigna Global Health Options と法人向けプランでは個室、Cigna Close Care では半個室が基準となります。

外来診療(オプション)

通院での診察、検査、薬の処方が対象です。コア補償には含まれないため、オプションの追加が必要です。

  • 医師・専門医の診察
  • 病理・放射線・画像診断
  • 処方薬
  • 理学療法などのリハビリテーション

法人向けプランでは、漢方・鍼灸・推拿といった中医学の治療も外来給付の対象です(EssentialCareは外来の年間上限まで、ExecutiveCare・EliteCareは全額支給)。日本人駐在員の受診習慣に合わせた補償が組み込まれている点は、他の国際医療保険にない特徴です。個人向けプランでの代替医療の取り扱いはプランにより異なりますので、お問い合わせください。

がん治療

がんの診断、治療、経過観察が補償されます。法人向けプランでは、がん治療は外来の年間上限や自己負担割合の対象外となるほか、ウィッグや人工乳房などのがん関連器具、乳房再建術、がん診断後の卵子・精子凍結も給付対象です。

メンタルヘルスケア

不安障害、うつ病、依存症、強迫性障害、PTSD、摂食障害、燃え尽き症候群、ADHDなどの治療が対象です。

法人向けプランでは、メンタルヘルスケアも外来の年間上限・自己負担割合の対象外です。入院治療はEssentialCareで年20日まで、ExecutiveCareで年30日まで、EliteCareは全額支給となります。

Cigna Close Care では年間上限3,000米ドル/2,200ユーロ/2,000英ポンドという制限があります。

妊娠・出産

個人向けプランでは、Cigna Global Health Options の Gold・Platinum のみが通常分娩の対象です。Silver および Cigna Close Care では補償対象外となります。

法人向けプランでは、ExecutiveCare・EliteCare が全額支給、EssentialCare はオプションで補償レベルを選択します。新生児のケア(出生後10日間の通常ケアと、90日間の必要な治療)はいずれのレベルでも対象です。

緊急移送・搬送

滞在国で適切な治療が受けられない場合の医療搬送、本国への帰国搬送、ご遺体の搬送が対象です。法人向けプランではいずれも全額支給、Cigna Close Care では医療搬送5万米ドル、帰国搬送10万米ドルが上限として設定されています。

いずれも事前承認が必要です。緊急でやむを得ない場合も、搬送後7日以内の申請が求められます。

Cigna保険が選ばれる4つの理由

赴任先や居住国が変わっても継続できる

現地の保険に加入していると、国を移るたびに保険を切り替える必要があります。切り替えのたびに健康告知をやり直し、持病が新たな不担保となるリスクもあります。

Cigna保険は国をまたいで継続できるため、こうした切り替えが発生しません。

世界規模の医療ネットワークと直接支払い

Cignaは世界中に220万件以上の医療機関・提供者との提携ネットワークを持ちます。うちメンタル・行動医療の提供者は30万件以上、契約薬局は6万7,000件以上にのぼります。

提携医療機関では、Cignaが医療費を直接支払うため、高額な費用を自分で立て替える必要がありません。

年齢による加入制限がない

個人向けプランには年齢の上限がありません。リタイア後に海外で暮らす方、シニアの役員、ご高齢のご家族を帯同される方も加入いただけます。

日本語でのお申し込みサポート

個人向けプランの保険証券や約款は英語となりますが、当サイトでは正規代理店DJ-Finanzを通じて、お申し込みからご契約までを日本語でサポートいたします。プラン選びのご相談も日本語で承ります。

シグナ保険加入までの流れ

1. お問い合わせ・お見積り

滞在国、滞在期間、ご年齢、ご家族構成などをお伺いし、適したプランをご案内します。

保険料は、プラン、補償レベル、補償エリア、年齢、自己負担額の設定によって決まります。個別のお見積りとなりますので、まずはお問い合わせください。

2. お申し込み・健康告知

お申し込み時に、健康状態に関する告知が必要です。

過去の病歴や現在治療中の疾患について正確にご申告ください。申告内容に基づいて、特定の疾患が補償対象外(特別不担保)として設定される場合があります。

告知内容に誤りがあると、保険金が支払われない、契約が解除されるといった事態につながります。

3. 保険料のお支払い

お申し込み内容の確認後、保険料をお支払いいただきます。

4. 保険証券の受領

ご契約が成立すると、保険証券(Certificate of Insurance)が発行されます。

保険証券には、選択したプラン、オプション、補償エリア、実際に引受を行う保険会社、特別不担保の有無などが記載されます。契約内容を確認できる最も重要な書類ですので、必ず内容をご確認のうえ保管してください。

医療費の請求方法

治療を受ける前に

入院・日帰り治療を受ける場合は、事前にCignaへ連絡し、承認を得てください。

Cignaが医療機関と直接やり取りし、補償対象であることを確認したうえで支払保証(Guarantee of Payment)を発行します。これにより、医療機関への直接支払いが手配されます。

緊急で事前連絡ができなかった場合は、治療を受けてから48時間以内にご連絡ください。【要確認:48時間の根拠条項】

治療を受けるとき

CignaのIDカードをご持参ください。カスタマーエリアからダウンロードできます。

治療を受けた後

多くの場合、Cignaが医療機関へ直接支払います。自己負担額や自己負担割合を設定している場合は、その分を治療時に医療機関へお支払いください。

ご自身で医療費を支払った場合は、請求書を添えてCignaへ請求します。請求はオンラインのカスタマーエリアのほか、メール、郵送でも受け付けています。必要書類がすべて揃ってから、5営業日以内の処理を目標としています。

なお、国によっては医療機関への直接支払いに対応できない場合があります。その場合はいったんご自身でお支払いいただき、後日払い戻しとなります。

無料相談・お問い合わせ

Cigna保険に関するご不明点、プラン選びのご相談を無料で承っております。

滞在国、滞在期間、ご家族構成などをお伺いしたうえで、適したプランとお見積りをご案内いたします。

法人としての従業員向け保険のご相談、個人でのご加入、いずれも対応しております。

まずはお問合せページより、お気軽にご相談ください。

当サイトに関して

当サイト『メディカルディヒ』は、海外に滞在される方向けの保険のお申し込みを日本語で行うことのできるサイトです。

Cigna保険については、正規代理店DJ-Finanzを通じて、法人向け・個人向けの各プランをご案内しております。

保険契約そのものはCigna各社との間で成立し、DJ-Finanzはその手続きを仲介する立場となります。

また、ヨーロッパでの留学・ワーキングホリデー・移住向けには、ドイツの海外保険ケアコンセプトもお取り扱いしております。

サイト運営者の詳細につきましては運営者情報をご覧ください。

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